「160cmのスーツケースって、何泊分入るの?」「本当にこの大きさが自分に合ってるの?」
スーツケースを選ぶとき、数字だけではピンと来ない方も多いはず。特に160cmというサイズは航空会社の制限ギリギリラインであり、大きくて頼もしい反面、移動や保管に不安を感じる方も少なくありません。
この記事では、レンタル現場で4年半スーツケースを見続けてきた経験をもとに、「160cmスーツケースにどれくらい入るか」「何泊分に向いているのか」を徹底解説。実際の利用者の声やトラブル事例も交えて、サイズ選びの失敗を防ぎます。

▼この記事を読むと分かること:
- 160cmスーツケースのサイズ感と容量
- 何泊の旅行に適しているのか(5泊・7泊・10泊で検証)
- 冬服やお土産を入れたときの容量の実例
- 新幹線・飛行機・宅配便での注意点
- 壊れやすい部位と長持ちさせる使い方
- レンタルが向いている人と購入すべき人の違い
スーツケース160cmってどれくらい?実際のサイズ感と使われ方

スーツケースの「160cm」とは、縦・横・奥行きの3辺の合計サイズを指します。
一般的にこのサイズは大型スーツケースに分類され、容量で言えば85L〜100L前後のモデルが該当します。ただ、数字だけではその大きさをイメージしづらい方も多く、「どれくらいの荷物が入るのか?」「自分の旅行スタイルに合っているのか?」といった不安を持つ方も少なくありません。
この項目では、レンタル現場での4年半の実体験をもとに、実際の見た目や使われ方、どんな人にこのサイズがフィットするのかを徹底的に解説します。
160cmはどのサイズ帯?大型スーツケースに分類される
スーツケースのサイズを表す「160cm」という表現は、縦・横・奥行の3辺を足した合計寸法のことを指します。
一般的にこのサイズ帯は、スーツケース業界ではLサイズもしくはLLサイズとされることが多く、容量でいえば85L〜100Lのクラスに該当します。
実寸としては、以下のような寸法が多いです:
- 高さ:約70cm〜75cm
- 幅:約45cm〜50cm
- 奥行:約30cm前後 ※これらを合計すると、ちょうど160cm前後になります。
このサイズは、航空会社の受託手荷物制限(3辺合計158cm)をわずかに超える場合があるため、LCCなど一部の航空会社では追加料金がかかる可能性があります。
一方、JALやANAなどの大手航空会社では203cmまで無料というケースもあり、利用路線や航空会社に応じての確認が重要です。
また、新幹線では160cmを超えると”特大荷物扱い”となり、予約が必要なケースがあるため、事前確認を怠ると出発当日に焦ることになります。
つまり160cmのスーツケースは、サイズ的には”ギリギリ制限ライン”に位置する大型モデルであり、長期旅行や荷物の多い旅に使われるケースが多いですが、交通機関の規制にも注意が必要なサイズ帯です。
見た目はこのくらい|身長との比較やシーン別の印象

160cmのスーツケースは見た目にもかなり大きめで、特に女性の方が使うと存在感があります。
身長との比較で言えば、身長150cm前後の方が使うとスーツケースの高さが腰から胸のあたりまでくる印象で、180cm台の方でも膝上から腰にかかるくらいの高さがあります。
実際にレンタル現場でお客様によく言われたのは、「思ってたより大きい!」という一言。特にネットで見て購入した場合、届いたときのサイズ感に驚かれる方が多かった印象です。
▼利用シーン別での印象例:
- ビジネス利用:やや大きすぎる印象。1週間以上の出張であればOK。
- 一人旅(女性):圧迫感があるが、冬場や荷物多めなら安心。
- 家族旅行:1つでまとめられて便利。2人分なら余裕あり。
このサイズを引いて街中を歩くときは、階段・狭い通路・電車内などで「少し邪魔だな」と感じる場面もあります。その分、「しっかり収納できる安心感」は間違いなく大きく、旅先でお土産を買う余裕や、コートなどかさばる荷物を持っていけるメリットも大きいです。
レンタル現場で「160cmサイズ」を選んだ人の傾向とは?
私が4年半勤めていたレンタル現場で、160cm前後の大型スーツケースを選ばれた方の傾向は、以下の3つに分かれます。
① 長期旅行・海外渡航の方(特に7泊以上)
→ 特に冬場のヨーロッパやアメリカ方面に行かれる方が多かったです。ダウンやブーツなど、かさばる荷物が多くなるため、このサイズでないと入りきらないという声を多くいただきました。
② 家族やカップルで1つのスーツケースを共有する方
→ 2人分の荷物を1つにまとめることで、移動が楽になるという理由で選ばれていました。特に子連れの場合、手が空くことがメリットとされていました。
③ 「念のため大きめで」という安全志向の方
→ 荷物が多少少なくても「足りないよりはマシ」と160cmサイズを選ぶ方も多く、特に初海外・初長期旅行の方に多い傾向です。
このように、160cmサイズを選ぶ方には「荷物が多い現実的な理由」または「不安を減らしたいという心理的理由」がありました。
他サイズと比べてどんな人にフィットしやすいか

スーツケースのサイズは多様で、S・M・L・LLなど表記もさまざまですが、160cmクラスの大型スーツケースは以下のような人に特に向いています。
適している人 | 理由・特徴 |
---|---|
7泊以上の旅行者 | 荷物の量が多く、服のバリエーションも必要 |
冬場に海外へ行く人 | ダウン・セーター・ブーツなどかさばるものが多い |
お土産をたくさん買う予定の人 | 帰りの荷物が増えても安心 |
荷物の量が読めない初心者旅行者 | 「念のため」の余裕があるほうが安心 |
2人分の荷物をまとめたいカップル・家族 | 1つにまとめることで移動効率がアップ |
逆に、「国内1泊~3泊の旅行」「移動が多い旅程」の方には、明らかにオーバースペックになります。
ポイントは、“余裕をもって使いたい人”にはピッタリということ。大は小を兼ねますが、大きすぎると移動のストレスになるので、旅のスタイルに合うかどうかをしっかり見極めることが重要です。
160cmサイズにどれくらい入る?容量と旅行日数の目安

160cmサイズのスーツケースは、見た目の大きさだけでは中にどれくらい荷物が入るのか想像しづらいものです。
特に「何泊までいけるのか?」「冬服やお土産も入るのか?」といった点は、利用する前に多くの方が不安に感じていたポイントです。
この項目では、レンタル会社で4年半勤務した経験から、実際に貸し出されたケースの具体例やお客様のリアルな声をもとに、容量と宿泊日数のバランス、詰め方の傾向などを詳しく紹介していきます。
85L〜100L前後が目安|レンタル現場でよく見た中身の量
160cmサイズのスーツケースは、容量に換算するとおおよそ85〜100リットルのものが多くなります。このサイズ感は、実際にレンタル現場で最も多く貸し出される大型スーツケース帯にあたります。
私が勤めていた現場では、このサイズを選ぶ方の荷物内容は以下のような傾向がありました。
▶︎ 一人旅(7泊〜10泊)
- 着替え:トップス7〜10枚、ボトムス2〜3枚
- アウター:厚手の上着1枚 or 薄手のアウター2枚
- 靴:1足(ブーツまたはスニーカー)
- 小物:ポーチ類、洗面用品、折りたたみ傘
- お土産用スペース:1/4ほど空けている方が多い
▶︎ カップル・家族(2人分を1つに)
- 大人2人分の着替えと洗面用具類
- 子ども用品(着替え、おむつ、絵本など)
- 折りたたみベビーカーや離乳食などは別持ちが多い
このサイズになると、容量にかなり余裕があります。見た目に反して「そんなに入るの?」と驚かれることが多く、「これなら安心」と感じてリピーターになるお客様も多かったです。
ただし、「容量=余裕」ではなく、荷物が重なると内部でずれたり偏ったりしやすくなるので、詰め方には注意が必要です。旅行用のパッキングポーチや仕切りをうまく使うと、よりきれいに詰められます。
スーツケースのリットル表示はあくまで目安ですが、「85L以上あれば10泊分でも対応可能」というのが、現場で実感として多くの方に言えるサイズ感でした。
5泊・7泊・10泊の荷物量をパッキング例で紹介

160cmサイズのスーツケースは、宿泊数ごとに必要な荷物がどの程度かによって「ちょうど良さ」が変わってきます。
ここでは、実際にレンタル現場で見てきた中から、5泊・7泊・10泊の旅行でのパッキング例を紹介します。
▼5泊の荷物例(春〜秋・国内旅行)
- トップス:5〜6枚
- ボトムス:2〜3本
- 薄手の上着:1枚
- 下着・靴下:各5セット
- スニーカー:1足(履いて行く)
- 洗面用具、化粧品類、モバイル機器
- スペース使用率:60〜70%程度
→このくらいだと、160cmサイズはやや大きく感じるケースが多く、「Mサイズでもよかったかも」と言われることがありました。ただ、お土産スペースに余裕がある点は高評価でした。
▼7泊の荷物例(冬・海外旅行)
- トップス:7〜8枚
- ボトムス:2〜3本
- ニット・厚手セーター:2〜3枚
- ダウンコートや防寒具:1点
- ブーツ:1足(本体に収納)
- 洗面用具、変圧器、ガジェット類
- スペース使用率:90%程度
→7泊の冬旅行になると、160cmサイズはぴったり。ブーツやニットの収納を考えると、この容量があるとかなり助かるという声が多く聞かれました。
▼10泊の荷物例(夏・長期出張)
- トップス:10〜12枚
- ボトムス:3本
- シャツ:5枚(ビジネス用)
- 下着・靴下:各10セット
- スーツ・ジャケット:1着(たたんで収納)
- 靴:1足(軽量タイプ)
- 書類・ノートPCなど
- スペース使用率:95〜100%
→10泊でも収まりますが、詰め方次第でかなりきつくなる印象。荷物が多い人は「もうワンサイズ大きいのでもよかったかも」とコメントするケースもありました。
このように、160cmサイズのスーツケースは、7泊以上の旅行で本領を発揮します。5泊未満なら少し大きめですが、7〜10泊なら安心して使えるサイズ感です。
冬服・ブーツ・お土産でどれくらい埋まるか?
160cmサイズのスーツケースにとって、冬旅行とお土産は「容量を圧迫する2大要素」と言っても過言ではありません。
冬服はとにかくかさばる上に、帰りにはお土産で荷物が増えるため、実際のスペース使用量が想定より大きくなりがちです。
▼冬服を入れた場合の容量感(7泊)
- ダウンジャケット:1点(スーツケースの約1/6〜1/5を占める)
- 厚手ニット3枚:1/6程度
- ブーツ1足:片側の下段に横向き収納
- マフラー・手袋類:すき間埋めに有効活用
→この時点で、おおよそ全体の70〜80%は埋まります。その他の服や洗面用品、小物などで90%近くに達します。
▼お土産で帰りの容量が足りなくなるパターン
- 地元の名物や雑貨類を多めに購入
- スーツケースの中で割れ物や液体があると仕切りが必要
- パッキングにゆとりをもたせていないと追加荷物が入らない
→「行きは余裕だったのに、帰りは全然入らない!」というトラブルは本当に多いです。現場では、お土産用に折りたたみバッグやエコバッグを一緒に借りる方もいました。
結論として、冬服1セット+お土産を入れるなら、容量は9割超で埋まる前提で計画しておくことが失敗を防ぐコツです。
実際に「ちょうどよかった」「余った」と言われた理由

お客様の声で印象に残っているのは、「ちょうどよかった!」と「余った!」の両方が存在することです。
なぜこの違いが出るのか?その理由を分析します。
▼ちょうどよかったと言われたケース
- 長期(7泊以上)で冬場の海外旅行
- お土産を多めに買った方
- 2人分の荷物を1つにまとめた方
- 「初めての長期旅行で念のため大きめを選んだ」方
→実際にはぴったり、または「少し余るけどちょうどいい」と満足度が高い傾向でした。
▼余ったと言われたケース
- 5泊以下の旅行
- 夏場で衣類が薄くかさばらない
- 荷物を最小限にまとめる習慣のある方
→「スーツケースの中で荷物が動いて不安だった」「もう少し小さくてもよかった」という感想もありました。
このように、「ちょうどよかった」と「余った」は旅行スタイルによって大きく分かれます。重要なのは、旅の内容に応じてサイズを選ぶこと。大きすぎると移動が不便になり、小さすぎると入らずに困る。だからこそ、目的と荷物量を見極めたうえで、160cmサイズが“本当に必要な人”に届くようにしたいと、日々感じていました。
160cmスーツケースは移動に支障ない?新幹線・飛行機・宅配の注意点

160cmクラスのスーツケースは、荷物がしっかり入る一方で「移動時の扱いやすさ」に課題が出やすいサイズです。
特に、新幹線の特大荷物ルールや、飛行機の158cm制限、宅配便の料金体系など、知っておかないと出発当日に困ることも。スーツケースレンタル現場でも「運べない」「追加料金がかかった」といった声を多く聞いてきました。
ここでは、事前に確認すべき交通・輸送時のポイントを詳しく解説します。
【新幹線】特大荷物扱いになるサイズと予約の必要性
160cmサイズのスーツケースを新幹線に持ち込む場合、「特大荷物スペースつき座席」の予約が必要になるケースがあります。
これは2020年5月から導入された制度で、東海道・山陽・九州新幹線などで適用されています。
▼特大荷物の定義(JR東海・JR西日本)
- 3辺の合計が160cmを超える手荷物(160cm超〜250cm以内)
- 重量が30kg以内であることが条件
160cmジャストのスーツケースでも、キャスターや取っ手の突起でオーバー判定されるケースがあるため、注意が必要です。ルールとしては「160cm超えたら予約必須」と覚えておくのが安心です。
▼予約方法と注意点
- きっぷ購入時に「特大荷物スペースつき座席」を選択
- 対応座席は車両の一番後ろに限定される
- 無断持ち込みは1,000円の追加料金が発生
▼レンタル現場での声
- 「予約の仕方が分からず、当日駅で焦った」
- 「一緒に行く人と席が離れてしまった」
- 「想定よりもスーツケースが大きくて、車内で困った」
このように、新幹線を利用する場合は、サイズの把握と事前予約が非常に重要です。特に帰省や繁忙期などは混雑もあり、後方座席が埋まりやすいため、早めの行動がカギになります。
【飛行機】LCCは要注意|158cmとの境界線に気をつけよう

飛行機で160cmサイズのスーツケースを預ける際、特に注意したいのが「158cmの壁」です。
これはLCC(格安航空会社)や一部の国際線で厳密に適用されている制限ラインであり、超えると追加料金や持ち込み拒否のリスクがあります。
▼代表的な航空会社の受託手荷物サイズ制限
160cmサイズは、大手航空会社なら問題なく預けられることが多いですが、LCCでは追加料金が数千円〜1万円以上になることもあります。
▼現場での注意喚起ポイント
- 「預けられると思って持ってきたら追加料金が高くてびっくり」
- 「測ったら158.5cmで超過扱いに…」
- 「取っ手やキャスターの突起分が含まれてて制限超えた」
→実際には本体が158cm以下でも、キャスターや持ち手を含めて160cm超になるパターンが多く、空港でトラブルになる例が見られました。
レンタル現場では、LCC利用者には158cm以内のスーツケースを案内するなど対応していました。飛行機を使う旅行では、航空会社の規定を事前にチェックすることが不可欠です。
→158cmサイズのスーツケースはどのくらい荷物が入る?現場経験から解説
【宅配便】160サイズとして送れるが重量にも注意
スーツケースを宅配便でホテルや空港に送る場合、160cmサイズは「160サイズの荷物」として扱われます。
ヤマト運輸や佐川急便では160サイズまでは通常対応していますが、サイズと同時に重量制限もクリアする必要があります。
▼主要宅配業者の160サイズの対応範囲(2024年時点)
※上記はスーツケース単体で送る場合。梱包が必要なこともあります。
▼よくある注意点
- ブーツや重たいお土産を詰めすぎて重量オーバーになる
- 宅配センターで「これ以上は別料金」と断られることがある
- ホテルに直接送る場合は事前連絡を忘れないこと
実際、現場で多かったのは「帰りだけ宅配で送りたい」というニーズ。行きは持って行って、帰りは買いすぎたお土産を詰めて宅配するという流れでした。特に女性や子連れの方に人気の使い方です。
160cmサイズは、料金的にも物理的にも「限界ギリギリ」になることが多いので、重量とサイズの両方を確認して送ることが重要です。
現場で多かった「運べない」「料金が高い」トラブル事例

レンタル現場で実際によく耳にしたのが、「思っていたより運びにくかった」「料金がかさんで予算オーバーした」という声です。
ここでは、代表的なトラブル事例をいくつか紹介します。
▶︎ ケース①:LCCで追加料金が発生
- サイズオーバーで5,000円以上の追加請求
- 搭乗直前で泣く泣く預け直し&追加料金
▶︎ ケース②:新幹線で予約しておらずトラブル
- 特大荷物スペースが満席で乗れなかった
- 無断持ち込みで追加料金を払う羽目に
▶︎ ケース③:帰りの宅配便で重量オーバー
- お土産が多くなり30kg超に
- ホテルのフロントで断られた
▶︎ ケース④:街中の移動で手が疲れる
- 地下鉄の階段が辛い
- キャスターの音がうるさくて気になる
これらの失敗は、「大きなスーツケースは便利だけど、使い方を間違えると負担になる」ことをよく表しています。
160cmサイズは、あらゆる面で“限界ギリギリのサイズ”。だからこそ、「使う前の情報収集」と「使うときの段取り」が何よりも重要です。
大きいスーツケースは壊れやすい?レンタルで見えた現実

160cmサイズなどの大型スーツケースを選ぶとき、「壊れやすいのでは?」という不安を感じる方は非常に多いです。
私が4年半勤めたスーツケースレンタル会社でも、このサイズ帯のトラブル相談は少なくありませんでした。実際に壊れやすい箇所や原因、素材の耐久差、扱い方による寿命の変化など、現場だからこそわかるリアルな情報をお伝えします。
高価なスーツケースを長く使うための注意点も含めて、壊れる前に知っておくべきポイントを具体的に紹介します。
壊れやすいパーツTOP3|キャスター・フレーム・持ち手
大型スーツケースで特に壊れやすいパーツには傾向があります。
レンタル現場のデータやお客様の声をもとに、実際に破損件数が多かった部位TOP3をご紹介します。
▼1位:キャスター(車輪)
- 壊れ方:ひび割れ・車輪の外れ・回転不良
- 原因:重たい荷物での移動、段差やタイルの衝撃、長距離の引きずり
- 特に多い素材:シングルキャスターよりダブルキャスターの方が耐久性があるが、サイズが大きいと負荷も大きくなる
キャスターの丈夫なスーツケースをお探しの方は下記の記事をご覧ください♪
→【スーツケース】キャスターが丈夫なメーカーとモデル14選を紹介!
▼2位:フレーム(特にアルミ製)
- 壊れ方:曲がり・へこみ・ロック部分の歪み
- 原因:飛行機での手荒な扱い、角からの落下
- 補足:ポリカ製のファスナータイプよりもフレームタイプの方が破損リスクが高い傾向にあった
▼3位:トップハンドル(持ち手)
- 壊れ方:グラつき・引き抜け・戻らない
- 原因:持ち上げ方のクセ、詰め込みすぎて重すぎる荷物
- 特に見られた場面:エスカレーターや階段での持ち運び
このように、大型になるほど各パーツにかかる負荷が増すため、「普通に使っていても壊れやすい」傾向にあります。現場では定期的なメンテナンスが欠かせない部位として、キャスターとハンドル周りは必ずチェックしていました。
壊れたときの修理費用も高額になりがちなので、購入時は「保証がついているか」「部品交換が可能か」も選定ポイントに入れておくと安心です。
サイズが大きくなるほど雑に扱われやすい?という話

大型スーツケースは、空港や駅などで「雑に扱われやすい」という事実があります。
実際にレンタル現場で返却されたスーツケースの状態を見ると、サイズが大きいほど傷やへこみが多い傾向が明確でした。
▼その理由は?
- 重量があるため、空港職員が慎重に運びづらい
- 手に余るサイズ感で、つい「ドン!」と置かれてしまう
- バゲージカートに積みきれず、落下リスクが高まる
特に海外の空港では、コンベアに乗せるときに角からぶつける、上から他の荷物を投げるなど、乱雑な扱いが目立ちました。
また、チェックイン時にラベルを貼る際も、大きいスーツケースは目印になりやすく、荷扱いの人が「重そう」「運びにくそう」と感じると、そのまま“雑に扱われやすい荷物”として分類されてしまうこともあります。
▼現場で見た例
- キャスター部分にタイヤ跡がついていた(別のカートに踏まれた)
- 角がべこっと凹んで戻らない状態に(落下の衝撃)
- ラッチ(留め具)がずれて閉まらない(積まれすぎて変形)
つまり、大きいスーツケースはサイズ的な耐久力があるように見えても、物理的に扱いが荒くなりやすいという側面があるため、購入前にそのリスクも想定しておく必要があります。
素材の違いで変わる耐久性|アルミ・ポリカの特徴
スーツケースは素材によって耐久性が大きく変わります。
特に「アルミ」と「ポリカーボネート」は代表的な2大素材で、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
▼アルミニウム製の特徴
- 外装が非常に硬くて高級感あり
- 傷は目立ちやすいが“味”として許容されやすい
- 強度は高いが「へこみやすい」性質もあり
- 重量があるため、扱いが雑になりがち
アルミ製のデメリットを知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→アルミスーツケースのデメリット完全ガイド!購入前に知っておきたい真実
▼ポリカーボネート製の特徴
- 軽量で取り回しやすい
- 傷はつきにくいが「割れ」には弱い面も
- ファスナータイプが多く、雨に弱い構造もあり
▼実際の耐久度比較(レンタル現場での印象)
素材 | 耐久性 | 重量 | 傷のつきやすさ | 雨への強さ |
---|---|---|---|---|
アルミ | ◎ | × | △ | ◎ |
ポリカーボネート | ○ | ◎ | ◎ | △ |
どちらが壊れやすいか?というよりは、「使い方や環境によって適材適所がある」と言えます。
- よく飛行機を使う→ポリカーボネートで軽量を重視
- 高級ホテルや長期出張→アルミで見た目と耐久性を重視
素材選びも耐久性に直結する要素なので、見た目だけでなく使用目的に合わせて選ぶことが大切です。
「長く使いたい」なら避けるべき使い方と保管方法

高価なスーツケースを長持ちさせたいなら、「使い方」と「保管方法」が非常に重要です。
レンタル現場で故障や破損が多かったケースから、避けるべきポイントを整理しました。
▼壊れやすくなる使い方のNG例
- 無理に荷物を詰めすぎてファスナーやフレームが歪む
- 段差でキャスターに無理な衝撃を与える(特に横滑り)
- ハンドルを支えにして階段で引きずる
- キャスターで横に転がす際に地面との接触音が強い
▼保管で寿命が縮むパターン
- 湿気の多い場所(押し入れや浴室近く)に置く
- 日光が直接当たる場所で色あせ・劣化
- 帰宅後すぐに汚れを落とさず収納
- 車のトランクなど高温環境で放置
▼長く使うための対策
- 旅行後は外装とキャスターを拭いてから収納
- 室内の風通しが良く直射日光の当たらない場所で保管
- カバーや袋に入れて保管(湿気対策を兼ねる)
スーツケースは「旅の相棒」です。高価なものほど愛着が湧きやすい反面、扱いを間違うと早く壊れてしまうことも。特に大型サイズは「重さ」や「大きさ」ゆえの負荷が集中しやすいため、日頃のメンテナンスや保管の工夫で寿命は確実に伸ばせます。
このようなポイントを押さえておくだけで、1回きりで終わらず何度も安心して使えるスーツケースになります。
160cmスーツケースの失敗しない選び方&レンタル活用術

160cmクラスの大型スーツケースは、「買うべきか?借りるべきか?」を迷う方がとても多いサイズ帯です。
旅行頻度や荷物の量によって最適な選択肢が変わるため、自分に合った判断基準を持っておくことが大切です。
この項目では、レンタル現場で4年半働いた経験から、購入とレンタルの向き不向き、選ぶ際に見るべきポイント、人気モデルの傾向、選び方のコツまでを、具体的かつ実践的にまとめています。
「買うより借りたほうがいい人」の特徴とは?
160cmサイズのスーツケースは高額なうえに収納スペースも必要です。だからこそ「買っても使わなかった…」という後悔の声も少なくありません。
では、どんな人が“借りたほうがいい人”なのでしょうか?
▼こんな人はレンタルがおすすめ
- 年に1〜2回しか旅行に行かない
- 渡航先や目的によってサイズを変えたい
- 家に大きいスーツケースを保管する場所がない
- 新幹線やLCCなど、移動手段ごとに使い分けたい
- 常に清潔で状態の良いスーツケースを使いたい
▼実際のレンタル利用者の声
- 「冬のヨーロッパ旅行だけ160cmをレンタル、それ以外はMサイズ」
- 「出張時に会社経由でレンタルしていて便利だった」
- 「帰省と海外旅行の2回だけだったので買うのはもったいなかった」
レンタルは単なる“節約”ではなく、「サイズ選びの失敗を防げる」「最新モデルを試せる」というメリットもあります。特に160cmクラスのような“やや特殊な大型サイズ”は、所有するより使いたいときだけ借りる方が合理的というケースが多かったです。
購入時に見るべき3つのポイント(容量・素材・キャスター)

160cmサイズのスーツケースを購入する場合、見た目や価格だけで決めてしまうと失敗しやすいです。
実際にレンタル現場で「これは良い選び方だった」「これは避けた方がよかった」という例を踏まえて、見るべきポイントを3つに絞ってご紹介します。
① 容量:何リットル入るかではなく「どれくらい使うか」で考える
- 85L〜100Lが一般的だが、「使い切れる容量か?」を意識
- 宿泊数だけでなく“荷物のかさばり具合”にも注目
② 素材:アルミ or ポリカで迷うなら、重さと用途を基準に
- アルミ:耐久性・高級感重視 → 頻繁に使う方向け
- ポリカ:軽量・柔軟性重視 → 飛行機やLCC利用に最適
③ キャスター:静音性と耐久性をセットで確認
- ダブルキャスター推奨(方向転換が楽、耐久性◎)
- ゴム製 or 耐摩耗タイプがベター(床との接触音が少ない)
購入後の満足度は、この3点をどれだけ自分の用途に合わせて選べたかに大きく左右されます。「長く使うもの」として妥協せず、自分の旅スタイルを起点に選びましょう。
レンタル現場で大人気だった160cm以内のモデルTOP5
順位 | 商品名 | 画像 | 購入リンク | 価格(円) |
---|---|---|---|---|
1位 | エース クレスタ | ![]() | ![]() | 13,090 |
2位 | レジェンドウォーカー | ![]() | ![]() | 12,780 |
3位 | サムソナイト | ![]() | ![]() | 42,322 |
4位 | MAIMO | ![]() | ![]() | 16,980 |
5位 | グリフィンランド | ![]() | ![]() | 13,980 |
🏆 1位:[エース] スーツケース クレスタ

特徴 | 説明 |
---|---|
📦 エキスパンド機能 | 荷物が多くなった際に容量アップ可能!旅先での買い物も安心。 |
🔍 隠しポケット | 外からもアクセスできる便利な収納ポケット付き。 |
🛞 双輪キャスター | 旋回性抜群!スムーズな方向転換が可能。 |
🔒 TSAダイヤルロック | カギ不要の3桁ダイヤル式で、施錠したまま預け入れOK。 |
🎨 9色のバリエーション | クラシックカラーからポップな色まで、お気に入りのデザインが見つかる。 |
💬 お客様の声 🗣️ 「旅行帰りにお土産を買いすぎても、エキスパンド機能でしっかり収納できた!」
🗣️ 「キャスターがスムーズで、移動がとにかくラク!駅や空港でもストレスなし。」
💬 私の一言コメント
「エキスパンド機能があるだけで旅の快適度が格段に違います!サイズも豊富だから、自分にピッタリの一台が見つかるはず。レンタル回数も多く、リピーターも多い安心の一品。」
🏆 2位:[レジェンドウォーカー] スーツケース アルミフレーム

特徴 | 説明 |
---|---|
🛞 360度静音ダブルキャスター | 静かでスムーズな走行が可能!ストレスフリーな移動を実現。 |
🔗 フック付き台座 | 荷物を掛けられる便利なフック付きで、移動中の使い勝手◎。 |
🔄 オートリターンハンドル | 手を離すとゆっくり戻るハンドルで、スマートな操作感。 |
📏 多段階調整可能キャリーバー | アルミ製で軽くて丈夫!好みの高さに調節できる。 |
🔒 ダイヤル式TSAロック | カギ不要のダイヤル式ロックで、空港でも安心。 |
💼 ユニセックスデザイン | ビジネスからカジュアルまで、どんなシーンにも馴染む洗練されたデザイン。 |
🎨 11色のバリエーション | シックなカラーから個性的な色まで、選べる楽しさ。 |
💬 お客様の声 🗣️ 「ハンドルがゆっくり戻るのが想像以上に便利!片手が塞がっていてもスムーズに扱えた。」
🗣️ 「ダブルキャスターで静かに動かせるから、早朝や深夜の移動でも気を遣わなくて済む!」
💬 私の一言コメント
「アルミフレームの高級感と耐久性が魅力。出張や旅行でタフに使うならこれ一択!サイズ・カラー展開も豊富で、自分にピッタリの一台が見つかるはず。」
🏆 3位:[サムソナイト] スーツケース

特徴 | 説明 |
---|---|
🧳 メイン収納部 | 荷こぼれ防止のファスナーカバー付きで、荷物の整理がしやすい! |
💦 ウェットポケット | 濡れたものを一時的に収納できるので、旅先での使い勝手◎。 |
📂 ジッパーポケット | 小物をすっきり収納できる、便利な中央ポケット付き。 |
🔗 荷崩れ防止ストラップ | 荷物の固定ができ、移動中のガタつきを防ぐ。 |
🛞 ダブルホイール | 凸凹道でもスムーズに進む快適キャスター!ストレスのない移動が可能。 |
🔤 ブランドロゴ | ボディにさりげなく入ったサムソナイトのロゴで高級感をプラス。 |
✋ 快適なトップハンドル | 手に馴染みやすく、持ち運びやすいキャリーハンドル。 |
🎨 3色のカラーバリエーション | シンプルで洗練されたデザインの3色展開! |
💬 お客様の声 🗣️ 「ウェットポケットが思った以上に便利!温泉旅行や雨の日の移動でも大活躍。」
🗣️ 「ダブルホイールのおかげで、石畳でもガタつかずスムーズに進めた!」
💬 私の一言コメント
「サムソナイトらしい高品質な作りと機能性が魅力。でも価格は高めなので、『サムソナイトじゃないとダメ!』というこだわりがなければ、コスパ重視のモデルも検討していいかも。」
🏆 4位:[MAIMO] キャリーケース

特徴 | 説明 |
---|---|
🔧 スペア付き交換可能キャスター | 付属の六角レンチで簡単に交換可能!キャスター故障で買い替える必要なし。 |
🛑 キャスターストッパー | 坂道や電車の揺れでもしっかり固定!片足で簡単にON/OFFができる便利機能。 |
🔇 静音ダブルキャスター | HINOMOTO製の最新タイヤ素材を採用し、従来比で騒音20デシベルカット。 |
💪 高耐久&軽量ボディ | ドイツ開発のポリカーボネート素材で、耐久性抜群&傷・汚れに強い。 |
🎨 9色のバリエーション | スタイリッシュなデザインで、カラーバリエーションも豊富! |
💬 お客様の声 🗣️ 「キャスターストッパーが想像以上に便利!電車で立っていてもスーツケースが動かない。」
🗣️ 「交換用キャスター付きだから、長く使えてコスパがいい!」
💬 私の一言コメント
「ストッパー付きで揺れる電車内や坂道でも安心!交換用キャスターも付いていて、長く愛用できるのが嬉しいポイント。耐久性と軽さを両立したバランスの良いスーツケース。」
🏆 5位:[グリフィンランド] スーツケース キャリーケース

特徴 | 説明 |
---|---|
🎨 8色のカラーバリエーション | 落ち着いた色からポップな色まで、豊富なラインナップ! |
💪 高耐久ボディ | 丈夫で長持ちする素材を採用。長期間の旅行や出張にも最適。 |
🛞 スムーズなキャスター | 静音性と耐久性を兼ね備えたホイールで、快適な移動を実現。 |
🔗 便利な収納設計 | しっかり荷物を固定できる内装ストラップ付きで、荷崩れしにくい! |
💬 お客様の声 🗣️ 「サイズ展開が豊富で、自分の旅行スタイルに合うものを選べるのが嬉しい!」
🗣️ 「軽量なのに収納力も抜群!キャスターもスムーズで快適でした。」
💬 私の一言コメント
「手頃な価格で耐久性もしっかりしているバランスの良いスーツケース。シンプルなデザインと使いやすさで、初めてのスーツケース選びにもおすすめ!」
「大きすぎた」を防ぐためにやるべき1つの準備とは

160cmスーツケースで失敗しがちな典型が「想像以上に大きすぎた」という後悔。
これを防ぐ最も効果的な準備は、自宅で実際に“荷物を仮詰めしてみる”ことです。
▼仮詰めのすすめ
- 旅行に持っていく予定の服・靴・洗面用具などを広げてみる
- それらを適当な大きめバッグや段ボールに詰めてみる
- 体積を把握してからスーツケースの容量と照らし合わせる
これをするだけで、
- 「やっぱりMサイズでもいけそう」
- 「冬用アウターが思った以上にかさばる」
- 「お土産スペースが必要そう」 といった気づきが得られます。
また、仮詰めを通じて自分の荷物量に対するサイズ感覚が身につくので、以降のサイズ選びにも役立ちます。
スーツケースは安い買い物ではありません。だからこそ、“試してから買う”という姿勢が失敗を確実に減らします。時間が許すなら、1度レンタルしてみるのも大いにアリです。
✅ まとめ
160cmスーツケースは、85L〜100Lの容量を持つ大型モデルで、7泊〜10泊の旅行や2人分の荷物に最適なサイズです。特に冬場の海外旅行や長期出張では、その収納力が安心材料になります。
一方で、LCCや新幹線での移動には注意が必要で、キャスターやフレームなどの破損リスクも見逃せません。
本記事では、スーツケース選びにおいて「サイズの数字に惑わされない判断軸」と「後悔しない選び方・使い方」を現場目線でまとめました。ぜひ、あなたの旅スタイルに合った選択にお役立てください。
▼この記事の重要ポイント:
- 160cm=大型サイズで、7泊以上の旅行や2人利用に最適
- 85L〜100Lの容量で、冬服やお土産も十分収納可能
- LCC・新幹線・宅配ではサイズ制限に注意が必要
- 壊れやすいのは「キャスター・フレーム・持ち手」
- 購入よりレンタルが向いているケースも多い
- 試し詰めや仮レンタルが失敗を防ぐ有効手段
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