「70リットルのスーツケースって実際どうなの?」「どれを選べば失敗しない?」――そんな悩みを抱えてこの記事にたどり着いた方へ。
本記事では、スーツケースレンタル会社で4年半勤務した筆者が、現場で得たリアルな声と知識をもとに、70Lスーツケース選びのすべてを解説します。
70Lは“ちょうどいいサイズ”として人気ですが、選び方を間違えると「使いにくい」「大きすぎた」「壊れた」など後悔の原因に。そこで、用途に応じたおすすめ10選や、後悔しない選び方・保証・航空会社のサイズ規定まで、徹底的にカバーしています。
この記事を読むと分かること:
- 70Lスーツケースが向いている旅行日数とシーン
- 失敗しないスーツケースの選び方と見るべき4つのポイント
- レンタルと購入、どっちがいいのか?の判断基準
- ネットと店舗の買い方の違いとおすすめ購入法
- 航空会社の受託手荷物サイズに関する注意点
- レンタル現場で人気だった70LおすすめTOP10モデル
【迷ったらコレ!】70LのおすすめスーツケースTOP10

「70リットルのスーツケースが欲しいけど、種類が多すぎて結局どれを選べばいいのか分からない…」という声は、レンタル現場でも本当によく聞かれました。
見た目、価格、機能、ブランド――どれもバラバラで、比べれば比べるほど迷ってしまう方も多いはずです。
そんな方のために、スーツケースレンタル会社で4年半働く中で「これは使いやすかった」「リピーターが多かった」と実感したおすすめの70Lスーツケースを10個厳選しました。
実際に使われたお客様の声や、現場での使い勝手もふまえてご紹介しますので、「とにかく失敗したくない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
順位 | モデル名 | 画像 | 購入URL | 容量 |
---|---|---|---|---|
🥇第1位 | エース クレスタ 06317 | ![]() | ![]() | 64〜70L |
🥈第2位 | Yuweijie 横開きモデル | ![]() | ![]() | 70〜85L |
🥉第3位 | エース オーバル | ![]() | ![]() | 70〜83L |
🏅第4位 | グリフィンランド FK1037-1 | ![]() | ![]() | 72.1〜88.7L |
🏅第5位 | Airmood オールアルミ | ![]() | ![]() | 65L |
🏅第6位 | レジェンドウォーカー 5122-62 | ![]() | ![]() | 68L |
🏅第7位 | SupTrip アルミフレーム | ![]() | ![]() | 70L |
🏅第8位 | ClioClio Tabi-012 | ![]() | ![]() | 65〜78L |
🏅第9位 | タビトラ アルミフレーム | ![]() | ![]() | 77L |
🏅第10位 | Yuweijie 手ぶら系モデル | ![]() | ![]() | 70L |
🥇第1位:[エース] クレスタ 06317
軽さ・機能・安心感のバランスが秀逸。リピーター続出の定番モデル。

✅ 魅力ポイント
- 容量64L→70Lに拡張できるエキスパンド機能
- 外からも使える“隠しポケット”が超便利
- 双輪キャスターで移動もスムーズ&静音
- TSAダイヤルロック搭載で鍵いらず
- 内装は仕切り・ポケットが豊富で整理しやすい
🗣️ レンタル現場での声
「ACEの中でも“クレスタだけはリピートされる率が高かった”です」
「初めての長期旅行でこのモデルを選んだ方が、“これ買います!”って言ってくれたこともあります」
「拡張できて、なおかつ軽いので女性利用が特に多かった印象です」
🎯 こんな人におすすめ
- 荷物が増える旅行が多い方(お土産・冬旅など)
- スーツケース選びに失敗したくない方
- 整理しやすさ・取り出しやすさを重視する方
🥈第2位:[Yuweijie] キャリーケース
狭い場所でも出し入れしやすい!“横開き”+“フロントオープン”の便利設計。

✅ 魅力ポイント
- 片開き+フロントオープンで、狭い場所でも荷物が取り出しやすい
- 拡張で約4cm広がり、最大85Lの大容量に対応
- 濡れた物も分けて収納できる防水ポケット付き
- 静音ダブルキャスター×アルミ製キャリーバーで移動も快適
- カップホルダー付きでドリンクや折りたたみ傘も手元に置ける
🗣️ レンタル現場での声
「“片開きで便利!”という声が多く、出張利用のリピーターに人気でした」
「カップホルダー付きのモデルは珍しく、地味に感動されます(笑)」
「濡れた傘やペットボトルなど“ちょい置き”できるのが嬉しいとの声が多かったです」
🎯 こんな人におすすめ
- 出張やビジネス利用が多い方(ホテルや移動先での使い勝手◎)
- 狭い場所でスーツケースを広げたくない人
- 日常のちょっとした気配り機能を重視する人
→Yuweijieスーツケースの口コミから評判を分析!どこの国のメーカーなのかも調査!
🥉第3位:[エースデザインドバイエース] オーバル
ACEならではの高品質。見た目と耐久性を両立したスタンダードモデル。

✅ 魅力ポイント
- エキスパンド機能で容量70L→最大83Lに拡張可能
- ABS混合樹脂ボディ+リブ構造で美しさと耐衝撃性を両立
- 双輪キャスター採用で安定性と静音性を確保
- 吊りポケット付きのシンプル内装で荷物整理もラク
- TSAロック&多段階ハンドルで旅行も出張も快適
🗣️ レンタル現場での声
「オーバルは“クセがなくて使いやすい”という評価が多かったです」
「中がシンプルなので“とにかく荷物を詰め込みたい派”に好まれていました」
「ACEブランドというだけで安心して選ばれるケースが多かった印象です」
🎯 こんな人におすすめ
- しっかり荷物を詰めたい人(無駄な仕切りがない分、収納力◎)
- 長く使える高品質モデルを探している人
- ブランドの安心感を重視したい人
🏅第4位:[グリフィンランド] FK1037-1
軽くてかわいい、そして壊れにくい。女子旅にも大人気の万能モデル。

✅ 魅力ポイント
- 拡張機能で72.1L→最大88.7Lまで対応
- フレーム並みの強度を持つ形状維持ワイヤー入り
- 軽量&柔軟性のあるファスナータイプで壊れにくい
- YKKファスナー・特大キャスター・フラット内装など快適性◎
- 仕切り板&メッシュポケット付きで使いやすさ抜群
🗣️ レンタル現場での声
「女性のお客様から“とにかく軽いのが嬉しい!”という声が多かったです」
「可愛くておしゃれだけど、作りもしっかりしていてリピートされました」
「フレームじゃないのに丈夫っていうのが意外と高評価でした」
🎯 こんな人におすすめ
- 女子旅やおしゃれな海外旅行を楽しみたい方
- 軽さと容量、両方を妥協したくない人
- 仕切りやポケットで荷物を整理したい人
→グリフィンランドのスーツケースは壊れやすい?実際の評判と口コミは?
🏅第5位:[Airmood] オールアルミ合金 キャリーケース
圧倒的な高級感と耐久性。アルミ派なら外せない1台。

✅ 魅力ポイント
- フルアルミボディ×アルミフレームで強度・高級感ともに◎
- 全方向360°静音キャスターで悪路でも安定走行
- 仕切り+V字ベルト付きで荷崩れ防止力が高い
- 2つのTSAロック&インビジブルフック搭載
- 衝撃・傷・摩耗に圧倒的に強く、長く使える仕様
🗣️ レンタル現場での声
「アルミスーツケースを指定するお客様は、やっぱり“質感”と“安心感”で選んでいました」
「このタイプは“とにかく壊れにくくてカッコいい”と男性ビジネス客に人気でした」
「修学旅行などでも“周りと違ってカッコいい”という理由で選ばれることも」
🎯 こんな人におすすめ
- 見た目・質感にこだわる方(シルバーの無骨さが映える)
- 長く使える1台を求めている方
- 悪路や移動の多い旅行・出張が多い方
🏅第6位:[レジェンドウォーカー] 5122-62
鏡面ボディ×アルミフレームの美しさとタフさを両立した人気モデル。

✅ 魅力ポイント
- ABS+ポリカの鏡面ハイブリッドボディで高級感と耐久性を両立
- 軽量&タフなアルミフレーム仕様で飛行機移動も安心
- ダブルキャスター&荷物フック付きで移動も荷物管理も快適
- 間仕切り両面ジッパー+メッシュポケット付きで整理しやすい
- 日本ブランドならではの保証・アフター対応も安心材料◎
🗣️ レンタル現場での声
「アルミフレームタイプの中では“見た目もいいし、安心感がある”と評判でした」
「出張や海外旅行で“壊れたくない”って人によく選ばれてました」
「キャスターが静かで滑らかだから、“思ったより軽い!”という反応も多かったです」
🎯 こんな人におすすめ
- 海外旅行や飛行機利用が多い方(アルミフレームで安心)
- 高級感のある見た目と使いやすさを両立させたい方
- 保証もしっかりした国産ブランドを選びたい方
→「壊れやすい」と噂のレジェンドウォーカー…真相は意外だった!
🏅第7位:[SupTrip] アルミフレームキャリーケース
盗難対策・耐衝撃・静音性すべて欲しい人へ。バランス派のアルミモデル。

✅ 魅力ポイント
- ABS+PC+アルミの三層構造で高い耐久性と防水・防汚性
- リベット固定&コーナープロテクトで衝撃に強い設計
- ダイヤル式TSAロックが2つ搭載され、防犯面も◎
- 静音360度ダブルキャスター+多段階調整ハンドルで快適移動
- アルミフレームで荷物の出し入れもスムーズ&高級感あり
🗣️ レンタル現場での声
「海外旅行の方から“安心して預けられる”と評価されていました」
「アルミフレームでも比較的軽めなので“意外と扱いやすい”という声が多かったです」
「頑丈さ+静音キャスターで、“道が悪くても安定して引けた”という感想もありました」
🎯 こんな人におすすめ
- 海外旅行や長距離移動でスーツケースを預けることが多い人
- 耐衝撃・盗難防止を重視したい人
- 見た目も機能もバランスよく求めたい人
🏅第8位:[ClioClio] Tabi-012
軽量・拡張・静音の三拍子。初めてでも安心な高コスパモデル。

✅ 魅力ポイント
- 5cm拡張で65L→最大78Lに容量アップ可能
- 静音360°回転キャスター&着脱式でメンテナンスも簡単
- 二重ファスナー+TSAロックで防犯性◎
- 軽量PC+ABS素材で扱いやすく、長時間移動でも疲れにくい
- 整理しやすい仕切り・ポケット・荷崩れ防止ベルト付き
🗣️ レンタル現場での声
「“とにかく軽くて助かる”という声が多かったですね」
「キャスターが取り外せるタイプは珍しく、“長く使えそう”と好評でした」
「初めてスーツケースを買うという方に“ちょうどいい価格と機能”で人気でした」
🎯 こんな人におすすめ
- はじめてスーツケースを購入する方(迷ったらこれ)
- 軽さ重視&でも収納力も妥協したくない人
- 予算を抑えつつ防犯・静音機能も欲しい人
🏅第9位:[タビトラ] アルミフレームスーツケース
四角いボディに詰まった堅牢性と上質感。出張にもレジャーにもマッチ。

✅ 魅力ポイント
- アルミフレーム+リベット構造で耐衝撃性&密閉性◎
- マット仕上げで傷が目立ちにくく、高級感ある外観
- ABS+PC素材で軽量かつタフなボディ(5.1kg)
- 取り外せる仕切り&Xベルトで整理力も高い
- TSAロック付き・1年保証・防塵カバーも同梱
🗣️ レンタル現場での声
「“ガッチリしたスーツケースがいい”という男性利用者から人気が高かったです」
「真四角のフォルムは“荷物が詰めやすい”と好評でした」
「見た目がシンプルだから、ビジネスでもプライベートでも使えるとリピート率高めでした」
🎯 こんな人におすすめ
- 出張や海外旅行で荷物をしっかり守りたい人
- 見た目の落ち着きと実用性を重視したい人
- 長く使える高耐久モデルを探している人
🏅第10位:[Yuweijie] アルミフレームスーツケース
カップもスマホも手元で管理!旅が快適になる“手ぶら系”ハイスペックモデル。

✅ 魅力ポイント
- カップホルダー・スマホスタンド・隠しフック付きの多機能設計
- ABS+PC素材+金属コーナー補強で衝撃にも強い
- 静音360°回転TPEキャスターで移動も滑らか
- 飽きのこないシンプルデザインでシーンを問わず使える
- 1年保証付きでサポート面も安心
🗣️ レンタル現場での声
「“スマホ置けるの超便利!”と、長距離移動の人に意外と喜ばれてました」
「カップホルダーは“飲み物どこ置こう問題”を解決してくれると評判でした」
「見た目はシンプルなのに、使うと“めちゃ機能的!”って言われます」
🎯 こんな人におすすめ
- 長距離移動で“手元を快適にしたい”人
- 機能性にこだわりつつ、価格も抑えたい人
- 新しいモデルを試してみたい派の旅行者・ビジネスマン
70リットルはどんな旅行にぴったり?サイズ感を正しく知ろう

「70Lってどのくらい入るの?」「自分の旅行に合ってる?」と不安になる方は多いですが、スーツケース選びでサイズ感を見誤ると、旅先でかなり不便です。
実際にスーツケースレンタル会社で4年半働いた中で、70L前後のスーツケースは“使い勝手がいいサイズ”として、旅行者からも高評価でした。
ただし、旅のスタイルや荷物の傾向によって“ちょうどいい”の基準は人それぞれ。
ここでは、「70Lは何泊向きか」「どんなシーンで活躍するか」「現場で聞いたリアルな後悔の声」などを通して、あなたにとっての最適な判断材料をお伝えします。
70Lは何泊分?日数と容量の関係
スーツケースの容量目安としてよく言われるのが「1泊=10L」ですが、実際にレンタルの現場で見てきた限り、それはあくまで“夏・薄着・ミニマル派”の基準です。
70Lで余裕を持って対応できるのは5〜7泊が現実的。それ以上になると、お土産や防寒着、靴の替えなどを入れるには手狭に感じる方が増えます。
とはいえ、荷物の量は人によって大きく異なります。例えば、以下のような違いがあります:
旅行タイプ | 荷物の量 | 70Lで足りる? |
---|---|---|
5泊6日・夏・一人旅 | 薄手の服中心 | ◎ |
6泊7日・冬・家族連れ | 厚手の衣類・複数靴 | △ |
3泊4日・撮影旅行 | 機材+衣類 | △ |
このように、「何泊だから何L」と単純には判断できません。大切なのは“どんな荷物を持っていくか”を想定しておくこと。荷物が多くなる傾向がある方には、拡張機能付きの70Lスーツケースを選ぶことで、容量不足の不安を軽減できます。
70Lの大きさってどのくらい?と考えている方は下記の記事をご覧ください♪
→70Lのスーツケースはどれくらいの荷物が入る?選び方と後悔しないための注意点
70Lが活躍するシーン例3つ
70Lスーツケースは、「大きすぎず小さすぎず」なちょうどいいサイズ感で、レンタル現場では幅広い用途に使われていました。とくに活躍していたのは、次の3つのシーンです。
① 冬の旅行(4〜6泊)
冬は服がかさばるうえに、コートやブーツを持っていく方も多いため、50〜60Lでは足りないという声がよくありました。70Lなら、セーターやインナー類をまとめて収納できる余裕があります。
② 海外旅行(5泊前後)
長時間のフライト+お土産購入を想定すると、70Lが最適。TSAロック付きモデルであれば、海外でも安心して預けられます。
③ カップルや親子で“まとめて1つ派”
2人分を1台にまとめたい、というニーズにも70Lは対応しやすいサイズです。実際、「2人で1台使ったけど、思ったより余裕あった」と感想をいただくことが多かったです。
このように、70Lは「長めの旅行」「荷物が増えがちな旅」「2人使い」など多目的に使える万能クラスの容量といえます。
レンタル現場で聞いた「サイズの後悔」
スーツケース選びで「70Lにすればよかった…」「逆に大きすぎたかも…」という声は、レンタル現場でも非常に多かった失敗談のひとつです。
よくある後悔の声は以下の通り:
- 「60Lを選んだけど、お土産で入りきらず、手荷物がパンパンに…」
→ 冬や海外旅行では、想像以上に荷物が増える傾向があります。 - 「70Lにしたけど、出張1泊には大きすぎて電車でつらかった」
→ 移動の多い旅なら、軽量かつコンパクトなサイズが好まれることも。 - 「大きいスーツケースを空港で預けるのが初めてで不安だった」
→ 事前に“無料受託サイズ(158cm以内)”か確認しておくことが重要です。
特に多かったのは、“ちょっと不安だから大きめにしとこう”という選び方で、結果「持て余した」「運びづらかった」と感じるパターン。だからこそ、“旅行日数だけでなく、自分の旅スタイルや荷物量を具体的に想定すること”が大事なんです。
レンタルという立場だからこそ、お客様のリアルな声を何百件と聞いてきました。その経験をもとに言えるのは、70Lは多くの旅にフィットしやすい“万能サイズ”だけど、過信せずに見極めることが後悔防止のカギです。
後悔しないための選び方|チェックすべき4つのポイント

スーツケースは「見た目がいいから」「ブランドだから」といった理由で選ぶと、あとで「失敗した…」と感じる方が少なくありません。
実際にスーツケースレンタル会社で働いていた頃、借りる前と後で「こういうところ見ておけばよかった」という声をたくさん聞いてきました。
そこでこのパートでは、4年半の現場経験から導き出した「購入前に絶対チェックすべき4つのポイント」をご紹介します。
特に見落とされがちな“重量”や“構造”についても、誰でも分かるようにかみ砕いて解説します。
チェックするポイント①:本体重量は何kgが理想?
スーツケース選びで「見た目」や「容量」に目が行きがちですが、本体の重量は快適さに直結する大切なポイントです。
とくに駅構内や空港での移動が多い人、エレベーターがない宿泊先を使う人にとって、1kgの差が意外なほどストレスになります。
実際にレンタル現場では、「思ったより重くて持ち上げにくい」「階段で腕がパンパンになった」という声をよく耳にしました。
とくに70Lクラスで5.5kgを超えるモデルは、荷物を詰めると合計で20kg前後になり、非力な方や女性には負担が大きい傾向があります。
目安としては以下の通り:
容量 | 理想の本体重量目安 | コメント |
---|---|---|
〜50L | ~3.5kg | 国内2泊〜向き |
60〜70L | ~4.5kg | 海外旅行や長期向け |
80L以上 | ~5.5kg | 家族旅行やまとめ持ち派用 |
軽さを重視するなら、ポリカーボネート素材+ファスナータイプが軽量傾向です。逆にアルミフレーム型は頑丈なぶん重くなりやすいので、自分の旅の移動スタイルと照らし合わせて選びましょう。
チェックするポイント②:キャスター性能は超重要!
スーツケースの“快適さ”を左右する最大のパーツが、キャスター(車輪)です。
ここを甘く見ると、旅行中ずっと「引きにくい…」「うるさい…」という不満と一緒に歩くことになります。
レンタル会社では、キャスターのクレームや交換が最も多く、全体の不具合の7割近くはキャスターが原因でした。特に段差や石畳などでの走行に影響が出やすく、構造の良し悪しが顕著に現れます。
選ぶ際のポイントはこちら:
- ダブルキャスター(2輪×4=8輪):方向転換や段差に強く、静音性も高い
- TPE素材などの静音設計:ゴム系素材はガラガラ音を軽減
- キャスターのサイズ:大きいほうが走行安定性◎
- キャスターの取り付け強度:安価なモデルは根本がもろく折れやすい
また、段差が多い国内旅行や公共交通機関の利用が多い方は、静音性と安定性に優れた「大径ダブルキャスター」付きモデルがおすすめ。実際、そういったモデルを選んだお客様からは「こんなに静かだと思わなかった」「空港でもスイスイだった」という声が多く寄せられていました。
キャスターが丈夫なスーツケースをお探しの方は下記の記事をご覧ください!
→【スーツケース】キャスターが丈夫なメーカーとモデル14選を紹介!
チェックするポイント③:その機能が本当に必要かどうか?
最近のスーツケースには多機能なものが多く、たとえば「USBポート付き」「フロントオープン」「拡張機能」「カップホルダー」など、魅力的なオプションがたくさんあります。
でも、ここで注意しておきたいのが、“必要のない機能にお金をかけてしまっていないか?”という視点です。
レンタル現場でも、「思ったよりフロントオープン使わなかった」「拡張機能があるのに結局使わなかった」という声は珍しくありません。もちろん、あると便利な場面もありますが、荷物が少ない旅なら軽さを優先した方が満足度は高くなるケースが多いです。
不要になりがちな機能の例:
- USBポート:実際はモバイルバッテリー直挿しの方が早い
- フックやホルダー類:壊れやすい・使わないという声も
- 拡張ファスナー:使わない人には重さ・厚みだけが増す
逆に「これはあってよかった」という機能は以下:
- TSAロック(海外必須)
- 中仕切り+メッシュポケット(整理しやすさ◎)
- 静音キャスター・多段階ハンドル(疲れにくさに直結)
本当に必要な機能は、“旅のスタイル”で大きく変わります。「便利そう」に惑わされず、「自分がそれを本当に使うか?」を冷静に判断することが、後悔しない選び方につながります。
チェックするポイント④:壊れにくい構造かどうか?
スーツケースは毎回買い替えるものではないからこそ、「壊れにくさ=満足度」だと感じています。
実際、レンタル会社でもフレームの破損・ファスナーの裂け・キャスターの脱落など、構造由来のトラブルが圧倒的に多かったです。
特に注目したい構造のチェックポイントは以下の通り:
部位 | 壊れにくい仕様の特徴 |
---|---|
フレーム | アルミニウム製、または頑丈なリブ構造付き |
ファスナー | YKK製など高品質ファスナー+太めのコイルタイプ |
コーナー | リベット補強・樹脂コーナーガード付き |
ハンドル | グラつきが少ない・段階調整がしっかりしている |
ファスナータイプは軽量ですが、耐久性に不安があるモデルも多いため、必ずレビューや素材をチェックしましょう。特に「YKKファスナー」は壊れにくく、現場でも好評でした。
また、荷物を詰めすぎることでファスナーや本体が歪むこともあるので、拡張機能の有無や本体素材(ポリカ・ABSなど)も選定時に確認しておくと安心です。
結局のところ、“どれだけ雑に扱っても壊れないスーツケースはない”ですが、構造を知って選ぶことで、壊れるまでのスピードを確実に遅らせることは可能です。
頑丈なスーツケースをお探しの方は下記の記事をご覧ください♪
→【2025年最新版】頑丈で最強なスーツケースはどれ?おすすめモデル10選をご紹介!
70Lのスーツケースを購入前に確認すべきこととは?

70リットルのスーツケースは「大きすぎず小さすぎず」の便利なサイズとして人気ですが、実際に購入するとなると、「どこで買う?」「本当に買うべき?」「航空会社のサイズ制限は大丈夫?」と、意外と見落としがちなチェックポイントがいくつもあります。
私自身、スーツケースレンタル会社で4年半働く中で、「買って失敗した」という声を何度も聞いてきました。そこでここでは、購入前に知っておくべき4つの重要な確認事項を解説します。
見た目や価格だけで選んで後悔しないために、ぜひ一つひとつ押さえておきましょう。
レンタルか購入か?使う頻度で判断しよう
スーツケースの購入前にまず考えてほしいのは、「年に何回使うか?」という点です。
私が勤務していたスーツケースレンタル会社では、「買ったけど結局1回しか使ってない」「押し入れでずっと眠ってる」といった相談が非常に多くありました。
特に70Lクラスの大型スーツケースは、収納スペースを取るため、使わない期間が長いほど“邪魔な存在”になります。
以下の表をご覧ください。
使用頻度 | レンタル向き | 購入向き |
---|---|---|
年1回以下 | ◎(コスパ◎) | × |
年2〜3回 | △ | ◎(用途次第) |
年4回以上 or 出張頻繁 | × | ◎(費用対効果◎) |
レンタルのメリットは、用途や旅先によってサイズや仕様を変えられること。たとえば「今回はお土産多いから75L」「次は国内だから40L」と柔軟に対応できます。一方で、毎回同じスタイルで旅行する方や、長期旅行が多い方には購入のほうが結果的にお得です。
つまり、使用頻度が低い人はレンタル、高い人は購入。この線引きを間違えると、収納と費用の両方で後悔しやすくなります。
どこで買うべき?ネットと店舗のメリット・デメリット
スーツケースを買うときに迷うのが、「ネットと店舗、どちらがいいのか?」という点。
どちらにも明確なメリット・デメリットがあるので、自分の優先順位に合わせて選ぶのが正解です。
購入方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ネット購入 | ・価格が安い(セール・クーポン多数) ・種類が豊富 ・口コミが豊富 | ・サイズ感や質感が分かりづらい ・不良品時の返品対応が面倒 |
店舗購入 | ・実物に触れられる ・店員に相談できる ・その場で持ち帰れる | ・価格が高め ・選べるモデルが少ない |
現場でよく聞いたのは、「ネットで買って届いたら思ったより大きかった」「ツヤ感が安っぽくてがっかりした」という声。70Lクラスは特にサイズ感の誤差が大きく感じられるため、可能であれば一度は実物を確認するのがベストです。
とはいえ、同じ商品でもネットは3,000〜5,000円ほど安いこともざら。おすすめは、実店舗でサイズ感や操作性を確認し、ネットで型番を探して購入する“ハイブリッド戦略”です。これなら価格も安心感も両方取れます。
なるべく安く購入したいという方は下記の記事をご覧ください♪
→スーツケースを買うならどこが安い?購入先ごとのメリットを比較!
保証内容は事前にチェック!見落としがちな注意点とは
スーツケースは長く使う道具だからこそ、「どんな保証がついているか」も見逃せないチェックポイントです。
レンタル時でも、修理歴やキャスターの破損状況などはトラブルの種になりがちでしたが、それは購入でも同じです。
とくに確認すべき保証内容は以下の通り:
- 保証期間(何年?):1年保証が一般的だが、長いブランドで3〜5年もあり
- 対象範囲:キャスター・ファスナー・ハンドルなどが含まれているか
- 修理受付の流れ:郵送か持ち込みか、送料負担の有無も要確認
例として、「サムソナイト」はグローバル保証を提供しており、海外でも修理対応が可能。一方で、格安ブランドの中には「初期不良以外は一切保証なし」というケースもあるため注意が必要です。
また、楽天市場やAmazonでは販売元がメーカーではなく代理店や個人業者の場合、保証が無効になることもあります。購入前に、販売ページに「メーカー保証あり」と明記されているかを必ずチェックしましょう。
航空会社の受託手荷物サイズに収まるか?
スーツケースの購入で意外と見落とされがちなのが、航空会社の受託手荷物サイズ制限です。
多くの航空会社では、「3辺の合計が158cm以内」というルールを設けており、これを超えると追加料金や受付拒否のリスクがあります。
目安として、70Lのスーツケースは「高さ約65〜70cm、幅約45cm、奥行き約30cm」が一般的。
このサイズでちょうど158cmに収まるギリギリのラインです。
注意すべきポイント:
- 拡張機能使用時にサイズオーバーする可能性
- キャスターやハンドルも“3辺合計”に含まれる
- 航空会社によってルールが異なることもある
レンタルの現場でも、「拡張したまま預けたら超過料金を取られた」「LCCでは預けられなかった」といったトラブルが後を絶ちませんでした。
事前にチェックしておくべきこと:
- 航空会社のサイズ規定(国際線とLCCは特に注意)
- スーツケースの3辺合計サイズ(本体サイズではなく“外寸”)
購入時は「158cm以内」「無料受託手荷物対応」と明記された商品を選ぶと安心です。サイズ制限は見た目では判断できない落とし穴なので、カタログ値をしっかり確認しましょう。
158cm以内のスーツケースをお探しの方は下記の記事をご覧ください!
→160cmのスーツケースはどれくらい荷物が入る?元レンタル会社の社員が解説
✅まとめ
この記事では、70リットルのスーツケース選びで失敗しないために知っておくべきすべてをまとめました。
スーツケースレンタル会社での実体験をもとに、「買う前に確認すべきこと」「サイズ感」「おすすめモデル」など、実用性を重視した内容です。
どのモデルがいいのか迷っている方も、選ぶ前に不安を解消しておきたい方も、この記事を通して“納得して選ぶ判断基準”を持てるはずです。
📌重要ポイント:
- 70Lは5〜7泊の旅行に最適。特に冬や海外旅行と相性◎
- キャスター性能や本体重量、構造を見極めると後悔しにくい
- 使用頻度が少ない人にはレンタルという選択肢もアリ
- ネットと店舗の長所を活かした“ハイブリッド購入”がおすすめ
- 航空会社の受託サイズ(3辺合計158cm以内)には要注意
- 現場で選ばれ続けたおすすめモデルTOP10を参考に選べば安心
選んでから後悔するより、「選ぶ前のひと手間」が旅の快適さを大きく左右します。ぜひ、あなたにぴったりの1台を見つけてください。
スーツケースを年間数百台扱った元レンタル会社勤務。
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何もできませんがスーツケースの知識だけは語れます…笑
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