「スーツケースの大きさって何リットルが正解?」「〇泊の旅行にはどれくらいのサイズが必要?」
そんな疑問を持つ方に向けて、この記事では“宿泊日数別の最適なスーツケースの大きさ”をプロ目線で徹底解説します!
私はスーツケースレンタル会社で4年半、数千人のお客様に案内してきました。
その経験からわかった“実際にちょうどいい”サイズの目安や、失敗しがちな選び方のポイントを、具体例付きで紹介していきます。

✅この記事を読むと分かること
- 宿泊日数別|スーツケースの大きさ(容量)の具体的な目安
- サイズ表記で注意すべき「外寸」と「タイヤ込み寸法」の見方
- 冬旅・夏旅で必要なスーツケース容量の違い
- 「大きすぎて邪魔」「小さすぎて入らない」失敗を防ぐコツ
- 洗濯できる環境がある場合のサイズ調整テクニック
- サイズ別|おすすめスーツケースモデルも紹介!
スーツケースの大きさの選び方【宿泊日数別の具体基準】

スーツケースの大きさは「宿泊日数」だけで決めるのが正解とは限りません。
ですが、目安がないと選びにくいのも事実。
ここではレンタル現場で数千人以上にスーツケースを案内してきた経験をもとに、日数別に“本当にちょうどいい”サイズ感を、具体的な容量目安とともに紹介していきます。
▼宿泊日数別|スーツケース容量の目安表
宿泊日数 | 容量の目安 | スーツケースサイズ |
---|---|---|
1泊〜2泊 | 20〜30L | Sサイズ |
2泊〜3泊 | 30〜40L | S〜Mサイズ |
3泊〜4泊 | 40〜50L | Mサイズ |
4泊〜5泊 | 50〜60L | M〜Lサイズ |
5泊〜6泊 | 60〜70L | Lサイズ |
7泊〜9泊 | 70〜90L | L〜LLサイズ |
10日以上 | 90L以上 | LLサイズ~ |
1泊2日|Sサイズ(20〜30L)

1泊2日の旅行や出張なら、Sサイズ(20〜30L)のスーツケースで十分対応可能です。
レンタル現場での傾向としても、1〜2泊程度なら9割以上のお客様がこのサイズを選ばれます。
▷実際に入る荷物の例(夏服の場合)
- 着替え上下1セット
- 下着・靴下類
- 洗面ポーチ(歯ブラシ・化粧品など)
- 折りたたみ傘
- モバイルバッテリー・充電器
- お土産(小ぶりなもの1〜2点)
このくらいの荷物量であれば20L台で収まります。特にビジネス用途では、機内持ち込み可能サイズ(3辺合計115cm以内)を希望される方が多く、コンパクトで軽く、機動性の高いSサイズが重宝されます。
ただし、冬場の旅行や厚手の服を着る季節は注意が必要です。ダウンやセーターなどかさばる衣類が増えるため、20L台だとギリギリ、またはパンパンになる可能性があります。寒冷地への1泊旅行であれば、30L近いモデルを選ぶと安心です。
また、手土産が多くなる旅行や帰りに荷物が増える予定がある場合は、「拡張機能付き」モデルを選ぶのもおすすめ。最大5Lほど容量を広げられるので、柔軟に対応できます。
2泊3日|S〜Mサイズ(30〜40L)

2泊3日の旅行では、30〜40Lのスーツケース(S〜Mサイズ)が最もバランスの良い選択です。
私が勤務していたスーツケースレンタル会社でも、2泊3日のお客様の多くが「30L台後半」のモデルを選び、荷物がちょうどよく収まっていました。
▷この日数で必要な主な持ち物(例:春・秋の場合)
- 着替え上下2セット
- 下着類2日分
- 洗面ポーチ(スキンケア・化粧品など)
- サブバッグ(エコバッグなど)
- お土産・仕事書類など
- スニーカーや室内履きを入れる方も
女性の方であれば、コテ・アイロン・メイク用品など、日用品がやや多くなるため、35L前後のM寄りサイズが安心です。男性で荷物が少ない方なら、30Lのコンパクトサイズでも問題ありません。
1点注意してほしいのが、30L台後半だと、航空会社によっては機内NGになる場合も。
LCC(格安航空)を使う場合は、サイズと重量の両方を必ずチェックしましょう。
→修学旅行2泊3日用スーツケースはどれが正解?サイズ&選び方完全ガイド
3泊4日|Mサイズ(40〜50L)

3泊4日の旅行では、Mサイズ(40〜50L)のスーツケースがスタンダードです。
レンタル会社でお客様に案内していた経験上、男女問わず「Mサイズでちょうどよかった」という声が圧倒的に多いのがこの日数帯です。
▷実際に入る荷物の一例(春〜秋想定)
- 着替え上下3セット
- 下着類3日分
- 化粧品・洗面道具・スキンケア用品
- 折りたたみ傘や羽織り
- サブバッグや小さめのリュック
- お土産や現地で買った小物
このくらいの荷物であれば45L前後の容量が一番使いやすいと感じました。特に女性のお客様からは、「旅行先で服を買ったり、お土産をたくさん入れたくなるから、40L台じゃないと不安」という声が多かったです。
また、ビジネス利用で3泊という方も多く、スーツや革靴などを収納する場合は、50L近くあった方がパッキングしやすいです。
その際には、内装に仕切りやガーメントポケットがついているモデルを選ぶのがポイントです。
3泊4日に最適なスーツケースの大きさを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→3泊4日スーツケースの大きさは?適正サイズを徹底解説!
→【女性必見】3泊4日に最適なスーツケースのサイズを徹底解説!
4泊5日|M〜Lサイズ(50〜60L)

4泊5日の旅行になると、荷物の量も一気に増えます。
スーツケースのサイズとしてはM〜Lサイズ(50〜60L)が推奨され、レンタル現場でもこの日数帯では50L以上を希望される方が圧倒的に多かったです。
特に家族旅行や冬の旅行では「60Lあってもパンパンだった」という声も。
▷この日数でよくある荷物量(例:秋〜冬の場合)
- 着替え上下4セット
- 下着類4〜5日分
- セーターや上着などの厚手の衣類
- スキンケア・化粧品・ヘアアイロンなど
- スニーカー・折りたたみ傘・小型バッグ
- ノートPCや書類(出張の場合)
- お土産や現地で買った雑貨類
冬場でセーターやダウンジャケットを入れる場合、50Lでは足りないケースが多く、60LのL寄りサイズが安心です。逆に、夏場の薄着で荷物が少ない人や、ホテルのランドリーサービスを活用する予定がある人は、Mサイズでも十分収まる可能性があります。
また、「衣類を圧縮袋で減らせばOK」と考える方も多いですが、圧縮袋は型崩れしやすく、シワが目立つためビジネス用途には不向きです。きれいに畳んだまま入れたい人は、最初から容量に余裕のあるモデルを選ぶべきです。
4泊5日に最適なスーツケースの大きさを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→4泊5日の旅行に最適なスーツケース容量は何リットル?失敗しない選び方を解説!
5泊6日|Lサイズ(60〜70L)

5泊6日クラスの旅行や出張では、Lサイズ(60〜70L)のスーツケースがスタンダードになります。
私が勤務していたレンタル会社でも、この日数を境に「Lサイズ希望」と伝えるお客様が一気に増える傾向がありました。
▷荷物の想定量(例:秋〜冬、女性のケース)
- 着替え上下5〜6セット(TPOを分けた服も含む)
- 下着類5〜6日分
- 厚手のセーター・アウター類
- スキンケア・化粧ポーチ・ヘアアイロン
- 折りたたみ傘・スニーカー・ブーツ(予備靴)
- お土産・現地での購入品
- PCや書類(出張兼旅行の場合)
このように、衣類・日用品・お土産をすべて1つに収めたい人には、60L未満では容量不足になる可能性が高いです。特に冬旅や寒冷地旅行では衣類がかさばるため、65L以上のしっかりしたLサイズを選ぶと余裕を持って収納できます。
また、5泊以上となると「帰りの荷物の増加」が高確率で起きます。
スーツケースをレンタルされる方の中には、「行きは余裕だったけど、帰りに入らなくて困った」という方も少なくありません。容量拡張機能付きのLサイズを選んでおくと、帰りに+5〜10Lの余裕が生まれます。
なお、70L以上になると預け荷物のサイズ制限(航空会社によっては158cm以内)に近づくため、飛行機を使う予定がある方は、サイズと重量の両方をチェックして選ぶことが大切です。
5泊6日に最適なスーツケースの大きさを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→5泊6日のスーツケースの大きさは?失敗しない選び方を解説!
1週間以上|L〜LLサイズ(70L〜)

1週間を超える旅行や出張になると、L〜LLサイズ(70L以上)のスーツケースが必要不可欠になります。
スーツケースレンタルの現場でも、7泊以上の方には75〜85Lの大型モデルをおすすめすることがほとんどでした。
特に海外旅行や冬場の国内長期旅行では、大容量でも「ちょうどよかった」という声が非常に多いです。
▷1週間以上の旅行で必要な荷物例
- 着替え上下6〜7セット+予備服
- インナー・靴下類7日分
- 厚手の上着、場合によってはダウン
- スキンケア・化粧品・ヘアケア製品(詰め替えサイズでは足りない)
- 複数の靴(スニーカー・サンダル・ヒールなど)
- お土産や現地購入品(ワイン・雑貨など)
特に海外旅行では「現地で買い物をする」「お土産をたくさん持ち帰る」というケースが多く、容量に余裕がないと後悔することになります。
こうした背景もあり、最初から80L以上のモデルを選ぶ人が多くなります。
また、LLサイズ以上を選ぶときに注意すべきポイントは、「サイズ制限と重量制限のバランス」です。たとえば、国際線の預け荷物は3辺合計158cm以内・23kgまでが一般的な制限ですが、80L以上のスーツケースは中身を詰めすぎると簡単に23kgを超えてしまいます。
そのため、スーツケース自体の重さが軽いモデルを選ぶことも重要です。
一般的にアルミ製よりポリカーボネート製の方が軽く、軽量性を重視するならポリカ系の大容量モデルがおすすめです。
1週間の旅行に最適なスーツケースの大きさを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→海外旅行1週間に最適なスーツケースの大きさは?失敗しない選び方を徹底解説!
10日以上|(90L以上)

10日以上の長期滞在や留学、ワーケーション、海外出張などになると、90L以上のLL〜3Lサイズのスーツケースが現実的な選択肢になります。
私がスーツケースレンタル会社に勤務していたときも、10日以上の予定がある方は「とにかく大容量モデルを見せてほしい」とリクエストされるケースがほとんどでした。
▷想定される荷物(海外・冬場を想定)
- 着替え上下10セット以上(洗濯を想定しない場合)
- 厚手のジャケットやダウン・マフラー・手袋
- 洗面・メイク用品フルセット(詰め替えでは足りない)
- ノートパソコンや書類
- 2足以上の靴(フォーマル・カジュアルなど)
- 現地での生活用品や食料(長期滞在向け)
- お土産・現地での大量購入品
90L以上のスーツケースの最大のメリットは、すべてを1つにまとめて運べる安心感と効率の良さ。
中には「スーツケース2個に分けたら移動が大変だった」という声もあり、「最初から特大サイズを使えばよかった」と後悔される方も少なくありません。
ただし注意点もあります。航空会社の受託手荷物制限(一般的に23kg以内)を超えると追加料金が発生します。特に90L以上の大型スーツケースは本体重量が5kgを超えるものも多く、荷物を入れるとあっという間に制限オーバーになる可能性が。
容量=いっぱい詰めてOKではないという点は押さえておく必要があります。
また、90L以上のモデルはそのサイズゆえに扱いづらいことも。駅のロッカーに入らない、ホテルの部屋で広げにくいなど、移動や滞在中の不便を感じる場面もあります。
そういった点も考慮して、4輪キャスターやストッパー付き、静音設計の有無など“移動ストレスの少ない仕様”かどうかも重視しましょう。
そして、購入を考えている方へ。
90L以上のスーツケースは使用頻度が少ない割に価格が高く、保管にもスペースを取るため、レンタルでの需要が非常に高いサイズ帯です。年に1〜2回程度しか使わない方であれば、買うより借りる方が圧倒的にコスパが良いケースも多いです。
10日の旅行に最適なスーツケースの大きさを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→海外旅行10日間のスーツケースサイズは何L?失敗しない選び方!
洗濯できるならスーツケースの大きさは半分に抑えられる

長期旅行や出張=大きなスーツケースが必要、と思いがちですが、宿泊先に洗濯環境がある場合はサイズをグッと抑えることが可能です。
実際、私がレンタル会社で案内していた中でも、「ホテルにコインランドリーがあったから、半分の量で済んだ」という声はよく聞きました。
たとえば10日間の旅行でも、3〜4日分の衣類で回すことができれば、70〜75LほどのLサイズで足りるケースも多いです。
特に夏場の旅行で薄手の服が中心の場合、60L台でも収まることも珍しくありません。
▷洗濯環境がある場合の荷物の変化
- 着替えは3〜4日分でOK(+1セットの余裕)
- 荷物全体のかさが3〜4割減
- 圧縮せずとも収納に余裕が生まれる
洗濯前提のパッキングでは、「乾きやすい素材の服を選ぶ」「シワになりにくい衣類を優先する」といった工夫をすれば、荷物の入れ替えがスムーズになります。
さらに、宿泊先にランドリーサービスがある場合は、アイロン仕上げまでお願いできることもあり、出張やフォーマルな場面にも対応しやすくなります。
注意点としては、乾燥機の有無・部屋干しできるスペースがあるかなど、洗濯環境を事前にしっかり確認しておくことです。「洗濯できると思ったら乾かずに着られなかった」という失敗例も多いです。
また、洗濯前提でサイズを小さくしたい方は、毎日ではなく中日に1回洗う、または帰国前にまとめて洗濯するなど、スケジュールに組み込む工夫も効果的です。
サイズ表記の正しい見方と間違いやすい落とし穴

スーツケースのサイズ表記には、「容量(L)」と「外寸(cm)」という2つの基準がありますが、この違いを正しく理解していないと、購入後に「思ったより入らない」「機内に持ち込めない」と後悔することも。
ここではレンタル現場でのリアルな失敗事例を交えながら、よくある勘違いを徹底的に解消していきます。
容量(L)と外寸(cm)の違いとは?

スーツケースを選ぶときに最初に目にするのが「容量〇L」「サイズ〇cm」という表記ですが、この2つはまったく別物です。
正しく理解しておかないと、使いにくさや不便を感じてしまう原因になります。
▷ 容量(L)とは?
- スーツケースの内部に収納できる理論上の容量
- 内寸(幅×高さ×奥行)をもとに計算
- 仕切り・フレーム・キャスターの出っ張りなどで実際の収納量は変わる
▷ 外寸(cm)とは?
- スーツケース全体の大きさ
- 通常「キャスター・取っ手込み」で測定される
- 航空会社の「機内持ち込み/預け荷物」の可否判断基準になる
例えば「50L」と書いてあっても、内部に出っ張りが多ければ実際の収納スペースはもっと少なく感じます。
反対に、同じ50Lでもフレームが薄く無駄のない設計で、荷物がすっきり入るモデルも存在します。
ただし、容量はメーカーごとに計測基準が違い、特に海外ブランドは容量を大きめに表示している傾向があります。そのため、容量だけを信じて選ぶのは危険です。
現場では、「容量は多いのに荷物が入らない」と相談を受け、実際に中を確認して外寸と構造をもとに、より使いやすいサイズを提案し直すことがよくありました。
スーツケースは、容量と外寸、両方を見て初めて“使いやすいサイズ”が判断できるということを覚えておきましょう。
機内持ち込み可サイズは何センチまで?

機内持ち込みサイズは、航空会社によってルールが異なりますが、国内主要航空会社(JAL・ANA)では「3辺の合計が115cm以内・高さ55cm×幅40cm×奥行25cm以内」が基準となっています。
重量は通常7kgまでです。
以下に国内の代表的な機内持ち込みサイズ基準をまとめました:
航空会社 | サイズ制限(3辺合計) | 高さ×幅×奥行 | 重量制限 |
---|---|---|---|
JAL | 115cm以内 | 55×40×25cm | 10kgまで |
ANA | 115cm以内 | 55×40×25cm | 10kgまで |
ピーチ | 115cm以内 | 50×40×25cm | 7kgまで |
ジェットスター | 115cm以内 | 56×36×23cm | 7kgまで |
※2025年3月時点での情報です。最新情報は各航空会社の公式サイトをご確認ください。
機内持ち込みを想定している方は、キャスターやハンドルを含めた“外寸”が規定内に収まっているかを必ずチェックする必要があります。
レンタル現場でも、「表示上は55cmだったけど、キャスター込みで58cmあって持ち込めなかった」というトラブルはよく起きていました。
特にLCCはサイズチェックが厳しいため、余裕を持って規定より数センチ小さいサイズを選ぶことがポイントです。
海外航空会社の預け荷物サイズ制限
海外旅行でスーツケースを預ける場合、多くの航空会社では「3辺の合計が158cm以内」「重量は23kgまで」という制限が一般的です。
これは、IATA(国際航空運送協会)の推奨サイズに基づいた基準となっています。
内容 | 標準的な制限 |
---|---|
サイズ | 高さ×幅×奥行の合計が158cm以内 |
重量 | 23kgまで(エコノミークラス) |
航空会社によっては、ビジネスクラスで32kgまでOKだったり、アメリカ路線で2個まで無料だったりと条件が異なるので、渡航前には必ず確認が必要です。
現場でもよくあったのが、スーツケース自体が大きすぎて158cmを超えてしまい、追加料金がかかったというケース。また、「90Lのスーツケースにパンパンに詰めたら30kgを超えていた」ということも。
預け荷物制限を超えると、航空会社によっては1万円以上の超過料金が発生することもあるため、容量だけでなく重量も意識したパッキングが重要です。
対策としては、
- 本体が軽いスーツケースを選ぶ(ポリカーボネート製など)
- 秤を使って重量を事前確認する
- 大きすぎるサイズを避け、2個に分ける
といった工夫をおすすめしています。
タイヤ込みサイズを見逃すと損する理由

スーツケースのサイズを確認する際に見落としがちなのが「タイヤ込みのサイズ」です。
見た目ではコンパクトに見えても、タイヤ部分が大きく外に出ているタイプは、想定より外寸が大きくなっていることがあります。
これは特に「機内持ち込み」や「ロッカーに入れる」「自宅収納スペースに収めたい」といった場面でトラブルになりやすく、レンタル現場でもよく相談される問題です。
▷トラブル例
- 機内持ち込みのはずが、実寸で規定オーバー
- 駅のコインロッカーに入らなかった
- 家のクローゼットに収まらなかった
これらの原因は、本体サイズだけを見てタイヤ部分を見落としていたことがほとんどです。
また、最近はタイヤが大きくてスムーズに走行できるモデルが増えていますが、それと引き換えに「外寸が大きくなりやすい」というデメリットもあります。
選ぶ時のチェックポイント:
- 商品説明に「外寸=キャスター・取っ手込み」と明記されているか
- 実店舗でサイズをメジャーで測ってみる
- 機内持ち込み可と書かれていても、航空会社基準と照らし合わせる
現場では「見た目より大きかったから別のサイズに変更したい」というケースも多く、“本体サイズ+キャスター=外寸”という意識を持って選ぶことが、後悔しないスーツケース選びの基本です。
【失敗したくない方必見!】おすすめのモデルはコレだ!

「どのスーツケースがいいのかわからない」「買って後悔したくない」そんな声を4年半、現場でたくさん聞いてきました。
ここでは、実際に何千人ものお客様にスーツケースを案内してきた私が、「この人にはコレ!」と自信を持っておすすめできるモデルだけを厳選。
旅行スタイルや日数に合わせて、本当にちょうどいい一台をご紹介します!
2泊におすすめのスーツケース2選!
[MAIMO] スーツケース(2泊3日向け・8cm拡張機能付き)

「行きはコンパクト、帰りは大容量!自由度抜群の拡張スーツケース」
8cm拡張機能搭載で容量アップ! お土産が増えても安心して収納できる♪ HINOMOTO製静音キャスター&ストッパー付き で、スムーズな走行&電車内での転がり防止も◎。USBポート搭載で移動中の充電もOK!ポリカーボネート100%の軽量&頑丈ボディで、長く愛用できる一台。可愛さと実用性を兼ね備えた、旅をもっと快適にするスーツケース!
キュリオ(Curio)スピナー55/20

✔ 機内持ち込みOK!軽量コンパクトで旅行に最適
✔ 拡張機能付きで、容量33L→42Lにアップ可能
✔ ブックオープニング構造で、荷物の出し入れがスムーズ
✔ おしゃれな円形デザイン&豊富なカラーバリエーション
💡 こんな人におすすめ!
👉 「機内持ち込みできるスーツケースが欲しい!」
👉 「短期旅行や出張で、コンパクトだけど収納力のあるモデルがいい!」
👉 「デザインもおしゃれで、個性を出せるスーツケースがほしい!」
👉 「デザインが可愛いスーツケースがほしい!」という人
3泊〜4泊におすすめのスーツケース2選!
[lanbao] 1801 – 機内持込OKの45L

✅ オールアルミ合金ボディ&フレーム:耐衝撃性が高く、大切な荷物を保護
✅ 静音ダブルキャスター:8輪サイレントタイヤでスムーズ&静かに移動可能
✅ TSAロック搭載:鍵不要のダイヤル式でセキュリティも安心
✅ 3年間の品質保証:万が一の初期不良もサポート対応
どちらもスタイリッシュ&高耐久なアルミスーツケース。旅のスタイルに合わせて最適なサイズを選べます!
[Yuweijie] オールアルミスーツケース – 機内持込OKの45L

✅ オールアルミ合金ボディ&フレーム:耐衝撃性抜群で、貴重品をしっかり保護
✅ 静音ダブルキャスター:8輪サイレントタイヤでスムーズな走行を実現
✅ TSAロック搭載:ダイヤル式でセキュリティ面も安心
✅ 3年間の品質保証:初期不良はメーカー対応
どちらも洗練されたアルミフレームデザインで、耐久性&高級感を兼ね備えた一台。旅のスタイルに合わせて最適なサイズを選べます!
Yuweijieの口コミを知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
Yuweijieスーツケースの口コミから評判を分析!どこの国のメーカーなのかも調査!
5泊〜6泊におすすめのスーツケース3選!
[レジェンドウォーカー] 5509-57(51L)

✅ アルミフレーム採用:頑丈で高級感のあるデザイン
✅ 静音ダブルキャスター:滑らかな走行で移動が快適
✅ TSAダイヤルロック:鍵不要でスムーズに施錠可能
✅ 51Lの大容量:3~5泊の旅行にピッタリ
✅ 4.5kgの軽量設計:持ち運びやすく女性にも◎
おすすめポイント
スタイリッシュなアルミフレームが魅力の大人のスーツケース。軽さと耐久性を両立し、ビジネス・カジュアルどちらのシーンにもマッチ します。無料受託手荷物サイズ(158cm以内)なので、航空機での移動も安心! 静音キャスター&TSAロック搭載で、ストレスフリーな旅を実現 できます。日本ブランドの品質とアフターサービスも心強い一品!
[グリフィンランド] DL-2823(61.9L)

✅ ポリカーボネート+ABS樹脂:軽量ながらも高耐久
✅ 静音ダブルキャスター:スムーズな移動が可能
✅ TSAダイヤルロック搭載:鍵不要で海外旅行も安心
✅ 細フレーム設計:フレームタイプながら軽量化を実現
✅ 容量61.9L(3~5泊向け):国内旅行にぴったりなジャストサイズ
おすすめポイント
フレームタイプの安心感と軽量設計を両立したスーツケース。61.9Lのちょうどいいサイズ感で、3~5泊の国内旅行や短期の海外旅行にも最適です。静音ダブルキャスターで移動も快適!TSAロック搭載でセキュリティ面も安心。「大きすぎず、小さすぎず、使いやすい」万能スーツケース を探している方におすすめです!
グリフィンランドを詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
グリフィンランドのスーツケースは壊れやすい?実際の評判と口コミは?
[lanbao] 1608(61L) – 軽量&耐衝撃のアルミフレームスーツケース

✅ ABS+PC混合樹脂:耐衝撃性と軽量性を両立
✅ アルミフレーム搭載:高級感と耐久性を兼ね備える
✅ 静音ダブルキャスター:スムーズな走行&安定した移動
✅ TSAロック搭載:海外旅行でも安心のセキュリティ
✅ 61Lの大容量(4~6泊向け):国内・海外旅行や出張に最適
おすすめポイント
傷がつきにくいヘアライン仕上げのスタイリッシュなデザインと、耐衝撃性に優れたボディが魅力のスーツケース。4輪ダブルキャスター&多段階調整可能なアルミハンドル で、移動も快適!TSAロック搭載で海外旅行も安心です。3年間保証付き
一週間の旅行におすすめのスーツケース4選!
10日以上の旅行におすすめのスーツケース4選!

レンタル会社でよくある「サイズ失敗談」から学ぼう!

スーツケースを選ぶとき、「容量が大きければ大丈夫」「小さい方が軽くて楽」と思い込んで失敗する方は意外と多いです。
ここでは、私がレンタル現場で実際に対応してきた“サイズ選びの失敗談”をもとに、どうすれば自分に合ったスーツケースサイズを選べるのかを具体的に解説していきます。
思ったより荷物が入らなかった人の共通点
「容量だけを見て選んだら、荷物が全然入らなかった」
これはレンタル現場で非常によくある声です。
特に初めてレンタルする方や、ネット通販でスーツケースを買った方からの相談で多いのがこのケースです。
▼よくある共通点
- 容量(L)だけで判断し、外寸や内装構造を見ていない
- 仕切りやポケットが多い=荷物が入れにくいとは思わなかった
- 冬服やスニーカーのようなかさばるアイテムの体積を軽視
- 洗面ポーチや化粧品類などの「小物のかさ」を甘く見ていた
たとえば、Sサイズ(30L)のスーツケースでも、「夏服×1泊」であれば余裕ですが、厚手のパーカーやワイドパンツが入ると一気に容量を圧迫します。
さらに、化粧ポーチ、充電器、折りたたみ傘…と細かい持ち物が増えると、体感としては「あと10Lは欲しい」と感じる方も少なくありません。
また、スーツケースの中には「片側が浅く、蓋側が深い」という非対称設計モデルもあり、想像よりも荷物を詰めにくいケースもあります。これに気づかず、「容量は十分だったはずなのに、収まらなかった」となることも。
対策としては、以下の点をチェックしましょう:
- 荷物の中身をリスト化して、体積のイメージを持つ
- 容量だけでなく、内寸と収納構造も確認
- 荷物が多くなりそうなときはワンサイズ上を選ぶのが無難
スーツケースは、数値ではなく「実際の荷物でどれだけ使いやすいか」が本質です!
大きすぎて移動が地獄だったケース

「持ち歩くたびに邪魔だった」「階段で持ち上げられない」「ロッカーに入らない」
こうした“サイズが大きすぎた失敗”もレンタル現場ではよく耳にしました。
▼よくある失敗状況
- 電車やバスの中で邪魔になり、ヒンシュクを買った
- 空港のコインロッカーに入らず、仕方なく手荷物預かりへ
- 階段の多い駅で、重くて持ち上げられず地獄のような移動に
- ホテルの部屋が狭く、スーツケースが広げられなかった
特に女性のお客様で、90Lサイズなどの大型スーツケースを1人で持ち運ぶ場合、「移動が本当にきつかった」「バスの荷物棚に乗せられず焦った」といった相談が多かったです。
容量に余裕があっても、移動が不便でストレスになるなら、それは“最適なサイズ”とは言えません。
▼現場でのアドバイス
- 都市間の移動が多い旅程(例:新幹線・電車を多用)では70L以下が扱いやすい
- コインロッカーやホテルのベッド下に収めたい人は、60L前後が安心
- 旅行中に移動回数が多い場合は、「軽量×中型サイズ」で機動力を重視
スーツケースは“荷物を詰める道具”であると同時に、“常に一緒に移動するパートナー”です。
大きければ安心、という発想だけでは、現地で思わぬストレスにつながることもあるので、「持ち運びのしやすさ」もサイズ選びの重要な基準にしてください。
→修学旅行でスーツケースが大きすぎると困る?最適サイズと選び方ガイド
空港カウンターで超過料金が発生した事例

「荷物を預けたら重量オーバーで追加料金を請求された」
これもスーツケース選びの典型的な失敗です。レンタル時にも「帰りに超過料金を取られたから、今回は軽めにしたい」と言って来店されるお客様はかなり多かったです。
▼よくあるパターン
- 80L以上のスーツケースに荷物をパンパンに詰めて23kg超え
- 本体重量が5kgを超えており、荷物を入れるとすぐ制限オーバー
- 帰国時にお土産や衣類が増えて重量オーバーに
多くの航空会社では、エコノミークラスの預け荷物は「23kg・158cm以内」が基本ルールです。
これを超えると1個あたり5,000〜15,000円程度の追加料金が発生します。私が対応したケースでは、中国系航空会社で25kgになってしまい、1万円以上の請求を受けた方もいらっしゃいました。
▼重量超過を防ぐためのチェックポイント
- スーツケース本体の重さ(アルミ製は重め、ポリカ製は軽め)
- 出発時点で「半分は空けておく」意識で詰める
- 荷物の重量を測るスーツケース用ハンディスケールを活用
特に90Lクラスのスーツケースは、「入る=詰めてOK」と誤解しがちです。
しかし、容量と重量制限はまったく別問題。荷物を分けて2個にした方がトータルで安く済むこともあります。
スーツケースを選ぶ際には、サイズと同時に「重さ」を意識することが超重要です。
よくある疑問を全解決!「サイズの選び方」Q&A

スーツケースを選ぶ際、「何泊なら何L?」だけでは解決できない細かい疑問がたくさんあります。
実際、レンタル現場では「このケースってどうすればいいの?」といった相談を数え切れないほど受けてきました。
ここでは、実際によく聞かれた5つの疑問を取り上げ、それぞれの最適な答えをお届けします。
スーツケース2個持ちって大変?
長期旅行や出張で「荷物が多すぎて1つに入らない」というとき、スーツケースを2個に分ける選択肢もあります。
現場でも「90Lの1つより、45L×2の方が移動が楽だった」と話すお客様もいました。
ただし2個持ちは、
- 両手がふさがりやすく、階段や電車の乗り換えでは大きな負担
- 航空会社によっては預け荷物2個目に追加料金が発生する場合も
- ホテルの部屋やロッカーで置き場に困る可能性あり
対策としては、
- 1つはキャリー、もう1つはバックパックのように役割を分ける
- 片方は折りたたみバッグにすると柔軟性が高まる
特大サイズのスーツケースが扱いづらいと感じる方には、中型+サブバッグの2個体制が最も現実的でストレスが少ない方法です。
冬旅・夏旅でサイズはどのくらい変わる?

旅行の季節によって必要なスーツケースの容量は大きく変わります。冬は服がかさばるため、同じ宿泊日数でも+10〜15Lは見込んで選ぶのが鉄則です。
▼例:3泊4日の場合
- 夏旅:40〜45LでOK(Tシャツ・短パン・軽い上着)
- 冬旅:50〜60L必要(ニット・ダウン・ブーツ・マフラーなど)
私の経験上、冬旅で失敗する人は「夏と同じ感覚でサイズを選んでしまった」ケースが多いです。特に女性の場合、化粧品や防寒具が多く、容量オーバーになる確率が高いです。
さらに、冬服は圧縮しすぎるとシワや型崩れが目立つため、無理に詰め込まない方が無難。収納量だけでなく、服のコンディションを保つ観点でも、季節に応じたサイズ選びがとても重要です。
拡張機能付きのスーツケースって実際どう?

「荷物が増えるかもしれない」「お土産のスペースが不安」という方には、拡張機能付きのスーツケースが便利です。
チャックを開けることでマチ幅が広がり、5〜10L程度の容量を追加できます。
レンタル現場でも、「お土産用に拡張付きがあって助かった」と満足度が高く、特に帰りの荷物が増えがちな海外旅行や出張帰りの方に人気でした。
ただし注意点として、
- 拡張時は外寸が大きくなるため、機内持ち込み不可になることがある
- 拡張部はファスナー構造のため、防犯性・耐久性がやや落ちるモデルもある
結論として、旅行の後半で荷物が増える可能性が高い人には非常におすすめ。でも、常時広げて使う前提なら、最初からワンサイズ上を選ぶ方が実用的です。
拡張機能のデメリットを知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→拡張機能付きスーツケースのデメリットは?購入前に知るべき注意点
荷物が増えた時はバッグ併用もあり?
スーツケースに収まらない荷物が出てきたとき、「サブバッグや折りたたみバッグを併用する」のは非常に現実的な手段です。
実際、私が案内していたお客様でも、機内持ち込み+折りたたみトートの2個持ちを希望される方は多くいました。
特に便利なのが、
- 小さく畳めるエコバッグやボストンバッグ
- スーツケースの持ち手に取り付けられるキャリーオンタイプ
これにより、
- お土産・食料・脱いだ上着などを分けて持てる
- スーツケースはホテルに置いて、身軽に移動できる
- 機内で必要な物をサッと取り出せる
ただし航空会社によっては、機内に持ち込める手荷物が1個に制限されている場合もあるため、注意が必要です。荷物が増えそうな旅程なら、あらかじめ折りたたみバッグを忍ばせておくのが賢い選択です。
フレームタイプとファスナータイプで収納量に差はある?

はい、意外と見落とされがちですが、同じ容量(L)でも収納効率に差が出るポイントの一つが「構造の違い」です。
F特に「フレームタイプ」と「ファスナータイプ」では、実際の使いやすさに明確な違いがあります。
▼それぞれの特徴
タイプ | 特徴 |
---|---|
フレームタイプ | 開閉がしっかりしていて防犯性・耐久性に優れるが、フレームの厚みで内寸が狭くなりやすい |
ファスナータイプ | 軽量で柔軟性があり、中が広く使えるものが多いが、衝撃にやや弱い |
レンタル現場でも、「ファスナーの方が思ったより入った」という声はよくありました。特に荷物が多くてギリギリになりそうなときは、ファスナータイプの方が詰めやすい傾向があります。
ただし、高価なブランドやアルミ製スーツケースはフレームタイプが多く、耐久性・見た目重視の方には根強い人気があります。選ぶ基準は、収納量を重視するか、防御力を重視するかという観点で考えると失敗しません。
フレームタイプのデメリットを知りたい方は下記の記事をご覧ください♪
→スーツケースのフレームタイプを購入する前に知るべきデメリットとは
✅まとめ
この記事では、スーツケースの大きさを宿泊日数別に分かりやすく解説しながら、旅行スタイルや季節ごとの注意点も紹介しました。
“何泊なら何リットル”という目安だけでなく、実際の収納量や移動のしやすさも考慮することが、後悔しないスーツケース選びには欠かせません。
✍記事の重要ポイントまとめ
- スーツケースの大きさは「容量(L)」と「外寸(cm)」の両方を見る
- タイヤ込みサイズを見落とすと機内持ち込み不可になることも
- 冬服はかさばるため、同じ日数でも+10〜15Lの余裕を持つと安心
- 洗濯できるなら、スーツケースの大きさは半分でもOK
- 迷ったら「ワンサイズ上」を選ぶのが安全策
旅行先で「やっぱりこのサイズじゃ足りなかった…」とならないために。
あなたにぴったりのスーツケースの大きさを、このページから見つけてください!
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